おならと赤ちゃんの成長

おならと赤ちゃんの成長

赤ちゃんがどのようなおならをするかは、健康チェックに欠かせないポイントです。赤ちゃんは母乳やミルクを飲む時に空気もともに飲み込んでしまうので、大人よりもおならの量が多いといわれています。

 

泣いている時にも、ハイハイしている時にも。可愛らしいものですが、たまにゲップやおならが自分でキチンと出せないで苦しそうな表情をする時があります。そのような時は、赤ちゃんの体を起こして、背中軽く叩いて上げたりさすってあげたりするとゲップが出るようになります。それでも、体の中にとどまった空気はおならになるわけです。赤ちゃんが便秘気味のときはお腹を優しくマッサージしてあげると、お腹にたまったガスや便を出す助けになります。

 

母乳とミルクの成分の違いから母乳の方が、おならの回数が多くなると言われています。母乳に含まれる栄養素が腸内で分解された時にガスを発生するわけですが、赤ちゃんの将来の免疫力を考えると、おならの回数を少なくするためという安易な理由でミルクばかりあげないようにしましょう。

 

授乳期の赤ちゃんのおならは臭いがほとんどありません。黄色い柔らかい便が出てきますが、酸っぱい臭いで大人の臭いとは異なるでしょう。

 

赤ちゃんが大きくなるにつれて、おならの臭いが大人並に臭くなるとびっくりするものです。今までオムツを交換するときにほとんど臭わなかったわけですから。

 

授乳期の赤ちゃんのお腹の中は、善玉菌が大半を占めています。離乳食を与えたり、果物ジュースをあげたりするようになると、赤ちゃんの腸内環境もそれに応じて変化していきます。赤ちゃんのオムツが臭いことに気づいて、うんちをしていることがわかるようになります。それは、赤ちゃんのお腹が順調に成長していることを示しているのです。

 

赤ちゃんのおならや便の質は、赤ちゃんの体の調子を計るバロメータです。注意して見てあげて、気になる点があれば経験のある人や医師に相談するようにしましょう。